VirtualLab Fusion
他の光学シミュレーションソフト製品と
比較した際のVirtualLabの特徴とは
様々な光学シミュレーションソフトの中からニーズに合った製品を検討されていらっしゃる方が増えています。
ここでは、比較検討されるユーザーが増えている
「Zemax OpticStudioとVirtualLab Fusionの特徴」を詳しくご紹介いたします。
Chapter 1
Zemax OpticStudioとは
Ansys Zemax OpticStudioは光学業界の標準的な光学設計、照明設計ソフトウェアとして、世界中で多種多様な光学シミュレーションに利用されています。
本製品には、レンズ設計に用いるシーケンシャル光線追跡機能、迷光解析や照明光学系の解析に用いるノンシーケンシャル光線追跡機能が実装されています。これらを一つのプラットフォームで実行できる稀有な光学ソフトウェアです。
また、光学設計に不可欠な最適化機能も充実しており、ローカル最適化、グローバル最適化、独自のハンマー最適化機能を搭載しています。公差を考慮した最適化を実施すれば、公差に強い光学系が実現可能です。
Chapter 2
VirtualLab Fusionとは
VirtualLab Fusionは物理光学ソフトウェアであり、電磁場のすべての情報を考慮して光を追跡する「電磁場追跡」と、単一のフレームワーク上で、様々な光の伝播計算が可能な「統一光学モデリング(Unified Optical Modeling)」というコンセプトを基に設計されています。
本製品は多数の光学ソルバーを実装しているため、通常は複数のソフトウェアを組み合わせて行う必要がある解析を、単一のソフトウェアのみで完結することが出来ます。
また、VirtualLab Fusionでは波数空間を介した計算手法を採用して計算負荷を小さくする工夫をしています。この手法では、自由空間の伝播計算を担う演算子と光学素子の境界面の伝播計算を担う演算子を用いて、光学系全体の伝播計算を行います。
光学素子内部を含む自由空間の伝播計算には、マクスウェル方程式を厳密に満たすSpectrum of Plane Waves (SPW) Operatorを用います。それに加えて、VirtualLab Fusion では独自のフーリエ変換アルゴリズムを使い分けることで高速な物理光学解析を実現しています。
VirtualLab Fusion と Zemax OpticStudioの
機能比較
光学シミュレーションソフトを比較される中で、VirtualLab FusionとZemax OpticStudioが共に検討に上がることが多いです。
用途によって、そのメリットは変わってきますが比較検討の際の下記の比較表を参考にしてみて下さい。
ソフトウェア | VirtualLab Fusion | Zemax OpticStudio |
出来ること | レーザー光やLED光の伝播解析 | レンズ設計、照明設計 |
活用例 | 高NA光学系の解析、回折光学素子の設計・解析、 回折格子の解析、メタグレーティング・メタレンズ解析、 超短パルス光の解析、気体・固体レーザーの共振器の解析、 「NED (Near Eye Display) の光学設計」、干渉計の解析 |
各種レンズ設計、照明光学系設計、 レーザー走査光学系の設計・解析 |
解析可能な光学領域 | 幾何光学、波動光学、電磁光学 | 幾何光学、波動光学 |
伝播計算方法 | 光学素子内部を含むすべての自由空間でマクスウェル方程式を 厳密に満たすSpectrum of Plane Wave (SPW) 法を採用。 独自のフーリエ変換アルゴリズムによる計算負荷を軽減し、 計算の高速化を実現している。 |
シーケンシャル・ノンシーケンシャル光線追跡、 スカラー回折 |
特徴 | 様々な電磁場ソルバーを適切に接続することで 精度の高い解析を実現している。 |
多種多様な光学系での光線追跡が可能。 CADファイルの利用も可能。 公差解析機能も豊富で信頼性の高い製品設計が可能。 |
VirtualLabの技術ナレッジベースをぜひ活用ください
VirtualLabに関する事例、Q&A、チュートリアルなど、技術情報を集めたナレッジベースには様々な情報を掲載しております。
実際に、Virtuallabをご利用いただいているお客様にとってだけでなく、これから光学シミュレーションソフトを検討される場合においても、こうしたサポートがあるという部分を知っておいていただけると安心して導入いただけるのではないでしょうか。
まずは、無料トライアルを
VirtualLabの導入を検討されている方を対象にトライアル版のご提供が可能です。
トライアル版では全てのToolboxを使用することが可能ですが、下記制限が設けられています。
- 50回起動する事ができます
- 各起動には12時間の起動制限があります
- サンプリング数などに制限を設けてあります
- 設計およびシミュレーション結果の保存はできません
SEMINAR
セミナー
VirtualLab&Zemax OpticStudioに関するWebセミナーも随時開催中
Virtuallabに関するWebセミナー
光学シミュレーションソフトを検討段階の方から、Virtuallabを既に利用頂いているお客様まで、様々な検討段階、利用ニーズなどに合わせた形でWebセミナーを開催しております。
VirtualLabセミナー参加者の声
無料セミナーに参加いただいたお客様からのアンケートの一部をご紹介いたします。
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VirtualLabを実際に使ってみるのは初めてだったので、大変勉強になりました。無料でここまでの内容を行ってもらえるのは良かった。
事例説明の中で気になった点などについて、的確な回答をもらうことが出来ました。なかなか、こういったソフトウェアに関しての詳細なセミナーはないので貴重でした。
回折光学素子の具体的な設計方法などがわかりました。光学シミュレーションソフトを使うメリットを肌で感じることができました。
電磁光学の計算が簡単にでき、便利であることがわかって良かったです。今までは、複数のソフトと属人化した作業で行っていたため早期に検討したいです。
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