TECHNICAL KNOWLEDGEBASE
【VirtualLab Fusion】
2023-03-17
Parameter Couplingによるディテクタの自動位置決め
この事例では、ある入射角に対してFθレンズの焦点(PSF)を調べます。軸外し照射の場合、結果として得られる焦点のずれによる余分な計算不可を避けるため、光の主な伝播方向に応じてディテクタの位置を移動させます。VirtualLabのParameter Couplingツールを適用すると、ディテクタ位置のこの調節を自動的に処理することができます。
モデリングタスク
Parameter Couplingによるディテクタの自動位置決め
Parameter Coupling を使用すると、「snippet」という小さなスクリプトを通して所望のシステムパラメータの変化を定義することができます。
その結果、独立した入力パラメータの値を変更すると、従属する(共役)パラメータが同時に変化します。
この例では、所望のディテクタの横方向の位置を主光線の位置と一致するように共役させます。
Parameter Couplingの手順
ディテクタの適切な横方向の位置を見つけるために、適用されたParameter Coupling用のsnippetで追加の光線追跡ステップを実行しました。この特定のsnippetをインポートすることができます:
ディテクタインデックスの選択
ディテクタの固有のインデックスは、snippetのSpecificationタブで指定する必要があります。
斜入射
平面波光源の伝播の向きが修正されると、ディテクタの位置が自動的に変更されます。
この例では、15°の角度を指定すると、x方向に26.3 mm移動します。
性能評価 ー 斜入射
軸上、軸外照射
軸外照射の場合、ディテクタの位置も自動的に変化します。
この例では、Parameter Coupling によって100μmのシフトが自動的に考慮されます。
性能評価 ー 軸外照射
VirtualLab Fusion のテクノロジー
文書情報
タイトル | Parameter Coupling によるディテクタの自動位置決め |
文書コード | SWF.0003 |
バージョン | 1.0 |
Toolbox | VirtualLab Fusion Basic |
使用したバージョン | 2020.2(Build 2.22) |
カテゴリー | Feature Use Case |
参考資料 | Performance Analysis of Laser Scanning System Coupling of Parameters in VirtualLab Fusion |